METHOD

石綿（アスベスト）は、耐火性・断熱・保湿性・防音性などの多用な機能を有していることから1970年～1980年代をピークに使用されてきました。しかし、人体に深刻な健康被害が及ぶ恐れがあることから現在ではアスベストを0.1％以上含有する全ての製品の製造・使用が禁止されています。

現代においても、アスベストを含むものが少なからず残っています。そんな中、アスベストの効率的な除去と飛散防止を実現できるウォータージェットによる工法が注目を集めています。100～245MPa (約1000～2500気圧) の超高圧水を噴射して、アスベストを含んだ塗材の除去を行います。

Hi-jet ARC工法は ARC除去装置を煙突筒上部に吊り下げ、ARC除去装置のノズルから噴射される高圧の水流でアスベストを含有する断熱材を粉砕します。ARC除去装置は遠隔操作なので、アスベストを含む断熱材やライニング材のある煙突内は無人です。”Hi-jet ARC 工法”は、アスベストから離れた場所でアスベストの除去処理を行うことが可能な工法です。

Hi-jet AAC工法は、徹底したアスベストの湿潤除去と作業現場の全体換気をする事で作業環境を最良に保ち、なおかつ周辺環境を保全出来る安全安心な工法です。
マッハ2で噴射される超高圧水はコンクリートに食い込んだアスベスト繊維も根こそぎ切削しますので取り残しはありません。

薬品や研磨剤不使用。水だけで施工するため環境に優しい工法です。

下地の種類や劣化状況に応じて圧力を調整。100Mpa～245Mpaから適切な施工を実施します。

スタッコ等の厚付け仕上塗材、吹付けタイル等の複層仕上塗材、改修工事等で混合多層された仕上塗材、防水形複層塗材、下地調整塗材・・・など、ほとんどの仕上塗材を除去することが可能です。

水圧の調整で仕上げ塗材のみの除去（下地調整材、脆弱部も含む）ができ再塗装時の下地調整が簡素化できる。

解体工事では隔離不要のため石綿含有仕上げ塗材の除去と解体作業が同時に行えます。

建築技術審査証明（BCJ）による認証と、NETIS（ 新技術情報提供システム）に登録された新技術であるため、安心・安全に施工することができます。

最低50MP～最高245MPの圧力で水を噴射し、水による衝撃力で塗装やコンクリートを洗浄、ケレン、目粗し、ハツリができる技術です。構造物への振動が少なく鉄筋やコンクリートを必要以上に傷めないので橋梁補修工事などで採用されています。