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当社の工法

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壁面アスベスト除去

株式会社OHSHIMA アスベスト除去

壁面アスベスト除去 Hi-jetAAC工法

石綿(アスベスト)は、かつて多くの建物や製品に使用されてきましたが、その粉じんを吸入することにより、重篤な健康障害を引き起こすおそれがあることから、現在は製造、輸入、譲渡、提供、使用が全面的に禁止されています。
現在、建築物の解体・改修の際にはアスベスト除去が義務付けられており、石綿含有塗材も含まれております。従来の方法では現場作業員、近隣住民への被ばくリスクが懸念されていましたが、超高圧洗浄を使用することで安全に施工できるようになりました。

石綿含有仕上塗材とは▶︎

壁面アスベスト除去 Hi-jetAAC工法プロモーションビデオ

当社が採用する工法の特徴

①超高圧水で湿式切削、除去と汚泥の吸引回収
②あらゆる種類の塗膜・下地調整材も一工程で除去
③隔離養生、密封不要で工費軽減・工期短縮を実現
④作業床防水シート養生により土壌汚染防止
⑤除去中に発生する噴出水や開口部回り等ハンドガン除去時の飛沫対応換気方式
⑥夏場の直射日光による高温作業区域の熱中症対策
⑦石綿作業環境管理濃度150本/ℓ以下の低粉塵作業環境
⑧汚染水流出防止対策と0.2μmフィルターろ過及び下水等放流

作業イメージをビデオで見る

作業区域内のアスベストはもとより、暑熱対策も対応しています。

汚染水処理工程

汚泥水貯留タンク

汚泥水貯留タンク

PH処理

PH処理

0.2ミクロンフィルター

0.2ミクロンフィルター

放流

放流

6つの特徴

① 高湿潤除去


100MPa以上の超高圧水を用いた切削洗浄除去処理

② 飛散防止

作業区域の隔離密封養生は行わず、最低限の作業区域頂部と両端側部の遮へいならびに水粉等の飛散養生は実施する。

③ 汚染水流出防止


除去装置等から流れ落ちるアスベスト汚染水の、土壌などへの流出は防水シートで防ぐ。防水シートは、作業区域最下床面に敷設する。

④ 作業区域換気


除去作業区域には、集じん排気装置ならびに給気装置などを設置稼動(特許申請済)
切削洗浄装置などから時折噴出発生する水粉にまぎれた粉じんの処理、作業区域の水粉などの視界確保、気流が発生し換気されることによる防暑対策。

⑤ 汚染水処理


切削洗浄汚泥水は、バキューム吸引により移送貯留。貯留した汚泥水は適正にろ過などの処理をし、下水道などへ放流(※HEPAフィルター同等以上)

⑥ 客観的データ等を元にした工法

作業環境測定をはじめとする、現場粉じん等データ、作業区域気流や温度測定データ、排水処理水分析データ、作業員からの意見徴収

他工法の比較

工法名/主な工法 メリット デメリット
【ディスクグラインダーケレン工法】
・ディスクグラインダーで塗材表面を削り取る
・施工が容易である ・隔離養生(負圧不要)が必要である
・手作業のため多くの人手が必要である
【剥離剤併用手工具ケレン工法】
・剥離剤(薬剤)を塗材に塗布し,スクレーパで掻きとる
・湿らせた状態で削り取るため,細かな塗膜が周囲に飛散しない ・有機系の上塗材(※1)には有効だが,大半が無機系である下地調整材(※2)には効果がない・凹部に剥離剤と共にアスベストが残留しやすく,完全に除去することは難しい
【超高圧水洗工法】
・超高圧水を噴射し,母材から塗材のみを除去する
・超高圧水で削り取るためアスベストが飛散しにくい
・上塗材と下地調整材を同時に除去できる
・凹部も施工できる
・水のみを使用するため環境に優しい
・1日あたりの施工能率は,他工法と比較して5~12倍高い
・超高圧機器を取り扱う
・知識が必要である
・ポンプ車・吸引車・浄化システムと機器の設置スペースが必要である
※横にスクロールできます。

従来方式と違い、水を使った作業のため湿潤状態が保たれて安全性が高いです。
また、下地材・仕上げ材の同時除去、隔離養生密封不要など、必要な作業工程が減ります。
高い安全性を確保しつつ、作業コスト・時間の削減が可能となります。

アスベスト除去超高圧水洗工法に関してよくある質問

Q. 超高圧水洗工法はどのような工法ですか?
A. ポンプにより圧縮した超高圧の衝撃力(100MPa~245MP)で塗装から下地調整材までをハツリ取る工法です。薬剤や研磨材の使用はありません。
Q. 超高圧水洗工法はどのような石綿含有仕上塗材を除去できますか?
A. 軟質・弾性・硬質塗膜など、ほぼすべての仕上げ塗材及び下地調整材を1工程で除去できます。
Q. 超高圧水洗工法で除去時にアスベストは飛散しないのでしょうか?
A. 日本建築仕上材工業会・建築研究所共同研究の実験結果によりますと除去時に一定の繊維数濃度は確認されました。石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアルでは高湿潤状態での除去作業になり、隔離養生は不要の工法になっております。(建物が隣接している場合等周辺の状況によっては外周を防炎シート、防音シート、防音パネル等で養生するといった飛散防止措置を実施することが望ましいとされます。)
Q. 超高圧水洗工法で使用した水はどうなりますか?
A. 未処理の廃水が作業場外へ流出・地下浸透しないようすべて回収し、適切に処理(0.2μフィルターろ過、pH処理)した上で放流します(管理者への確認をします)。沈殿物は石綿含有廃棄物として廃棄物処理します。
Q. 超高圧水洗工法で除去できない部分はどうしますか。
A. 狭小部、入隅部、出隅部など除去できない部位があります。この場合は他の工法を併用して除去を行います。

Hi-jetAAC工法®に関してよくある質問

Hi-jet工法とは煙突内からアスベストを取り除くHi-jetARC工法®と壁面に塗装された石綿含有仕上塗材を除去するHi-jetAAC工法®で建設技術審査(BCJ)を取得し、NETISにも登録されている認定工法です。
Q. 他工法との違いは何ですか?
A. 大きな点として作業区域床の防水処理(特許取得済 5879424)と給排気装置の設置稼働(特許申請済)で作業者と周辺環境に配慮した工法です。
Q. 床面に防水処理をする必要はあるのですか?
A.主に2つの利点があります。
①集塵装置付き超高圧水洗で作業できない場所(開口部回りなど)はハイロータリーガン(ハンドガン)の使用ができます。
②意図せず発生した水しぶき、除去装置側面や壁面から流れ落ちる水の土壌等への汚染防止ができます。
Q. 給排気装置の設置稼働のメリットは何ですか?
A. 夏場の熱中症対策・良好な視界の確保・換気による高湿度対策ができます。副次的効果で作業の効率化が図れます。
Q. 使用した水はどのように処理するのでしょうか?
A. ダンパー車で回収した混濁水は受水槽にて凝集沈殿しろ過処理(汚水用メンブレンフィルターにて精密ろ過)し中和処理して放流します。濁度、㏗処理、ろ過水の石綿繊維濃度測定をします。下水や河川に放流する際は事前に関係省庁等へ連絡し了承を得て放流します。