Q.超高圧水洗工法はどのような工法ですか? A. ポンプにより圧縮した超高圧の衝撃力(100MPa~245MP)で塗装から下地調整材までをハツリ取る工法です。薬剤や研磨材の使用はありません。 Q.超高圧水洗工法はどのような石綿含有仕上塗材を除去できますか? A. 軟質・弾性・硬質塗膜など、ほぼすべての仕上げ塗材及び下地調整材を1工程で除去できます。 Q.超高圧水洗工法で除去時にアスベストは飛散しないのでしょうか? A. 日本建築仕上材工業会・建築研究所共同研究の実験結果によりますと除去時に一定の繊維数濃度は確認されました。石綿飛散漏えい防止対策徹底マニュアルでは高湿潤状態での除去作業になり、隔離養生は不要の工法になっております。(建物が隣接している場合等周辺の状況によっては外周を防炎シート、防音シート、防音パネル等で養生するといった飛散防止措置を実施することが望ましいとされます。) Q.超高圧水洗工法で使用した水はどうなりますか? A. 未処理の廃水が作業場外へ流出・地下浸透しないようすべて回収し、適切に処理(0.2μフィルターろ過、pH処理)した上で放流します(管理者への確認をします)。沈殿物は石綿含有廃棄物として廃棄物処理します。 Q.超高圧水洗工法で除去できない部分はどうしますか。 A. 狭小部、入隅部、出隅部など除去できない部位があります。この場合は他の工法を併用して除去を行います。
Hi-jetAAC工法®に関してよくある質問
Hi-jet工法とは煙突内からアスベストを取り除くHi-jetARC工法®と壁面に塗装された石綿含有仕上塗材を除去するHi-jetAAC工法®で建設技術審査(BCJ)を取得し、NETISにも登録されている認定工法です。 Q.他工法との違いは何ですか? A. 大きな点として作業区域床の防水処理(特許取得済 5879424)と給排気装置の設置稼働(特許申請済)で作業者と周辺環境に配慮した工法です。 Q.床面に防水処理をする必要はあるのですか? A.主に2つの利点があります。
①集塵装置付き超高圧水洗で作業できない場所(開口部回りなど)はハイロータリーガン(ハンドガン)の使用ができます。
②意図せず発生した水しぶき、除去装置側面や壁面から流れ落ちる水の土壌等への汚染防止ができます。 Q.給排気装置の設置稼働のメリットは何ですか? A. 夏場の熱中症対策・良好な視界の確保・換気による高湿度対策ができます。副次的効果で作業の効率化が図れます。 Q.使用した水はどのように処理するのでしょうか? A. ダンパー車で回収した混濁水は受水槽にて凝集沈殿しろ過処理(汚水用メンブレンフィルターにて精密ろ過)し中和処理して放流します。濁度、㏗処理、ろ過水の石綿繊維濃度測定をします。下水や河川に放流する際は事前に関係省庁等へ連絡し了承を得て放流します。